籠水峠横の谷
【前書き】
籠水峠の南のピークを1つ越えると西側に非常に感じの良さそうな谷があります。
一度下ってみようと考えていたので行ってみることにしました。
【年月日】’09.4.12(日)
【コースタイム】鬼杉登山口(8:50)→鬼杉(9:05)→谷の遡上失敗→籠水峠への分岐(9:30)
→籠水峠(9:50) →谷下降開始(10:15)→鬼杉登山口(11:25)
【同行者】単独
【写真と解説】
籠水峠です。1071mピークの岩壁です。
途中にはキツネノカミソリらしき草が生えていました。もし、キツネノカミソリなら花を見てみたいものです。
鬼杉の上から谷の遡上を試みたのですが、倒木と崖で諦めました。
ここが今から下る谷です。感じが良いでしょう。
もし、崖などで下れなかったら、ここまで登り返すか、鬼杉〜籠水峠間の登山道まで登るつもりでいました。
下り始めて直ぐにマムシと出会いました。落ち葉と同じ保護色でした。何だか嫌な予感。
特に問題なく下っていけるのですが、倒木が多いです。かなり古い倒木です。
途中には角礫凝灰岩?の壁もありました。
この谷の感じが良かったのは、下り口だけで、降りてしまうと特に取り立てて良い場所はありませんでした。
残念!
いつの間にか標高800m以下まで降りてきました。下降開始地点が標高990m程度ですから大した距離ではありません。
もう鬼杉よりも低い場所まで来ているので、そろそろ登山道と合流しても良い頃、と考えながら歩いていたら、いきなり目の前にロープが張られて、それに金属製の紙垂(しで)がぶら下がっています。
周囲を良く見ると沢を注連縄で四角く、囲ってあるようです。特に神々しい場所には見えないのですが、何か謂れがあるのでしょう。中に入らないように気をつけて歩きました。暫く行くと登山道と合流しました。登山口から多分、300〜400m位だと思います。
【後書き】
降り口は感じの良い谷でしたが、実際に下ってみると面白みのない谷でした。しかし、最後の写真の沢を注連縄で囲っているのは、一体なんでしょうね。修験道の神聖な場所だったのでしょうか。英彦山の山中には、まだ私達の知らないものが色々ありそうな気がします。